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コアファンが盛り上がっている“スポーツバー”は少し入りづらい
ライトファンが気軽に立ち寄れる“スポーツカフェ”がコンセプト

  • esCafe(エスカフェ)は、下北沢で25年以上にわたってスポーツ文化の発展に貢献してきたスポーツショップ「スポーツマリオ」が運営するダイニングカフェです。スポーツを楽しむ家族や仲間、サークルが集まって、お酒や食事で楽しい時間を過ごしてもらうことを目的としてオープンしました。
  • 「いわゆる“スポーツバー”のような、お店に入るとユニフォームを着た人たちがウォーッと拳を振り上げているようなお店ではなく、気軽に入って来れる、女性も利用しやすいお店にしたい。それがオープン当初からのコンセプトです」そう語るのはマネージャーの桜井匡平さんです。「僕自身も今はスポーツをやっているわけではない、何となく見るのが好きっていう、いわゆるライトユーザーです。僕の様な人たちだと、普通のスポーツバーは少し入りづらい。そんな人たちが集まって、楽しめるスポーツカフェってあまりないんですね。スポーツマリオにはジョーダンやベッカムのサイン入りユニフォームなどもあるんですけど、ライトファンにとっては落ち着かないんじゃないかと考え、あえて置いていません」
  • そのため店内には、くつろぐためのいろいろな工夫が凝らされています。テーブルは普通のカフェよりも3割ほど広め。チャアだけでなくソファも置かれ、無料のWiFiも使用できるうえ、ペットの犬を連れての入店もOKです。店内にはお茶やランチを楽しむ女性の一人客や、ノートパソコンで仕事をしたり打ち合わせをしている人、そして店内プロジェクターに映されるスポーツ中継を楽しむグループなど、esCafeでは様々な人々が思い思いのスタイルで時間を過ごしています。
テーブル席とカウンターとの間にある2台のダーツが、スタッフとお客様、あるいはお客様どうしをつなぐツールとして活躍。店内には展示スペースがあり、いろんな作家の作品が展示されている
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ダーツ初心者の入り口になれる存在でありたい

  • esCafeに入ってまず目に留まるが、テーブル席とカウンターの間のスペースに設置された2台のダーツ台です。「ダーツをする場所というと、いわゆるダーツバーと呼ばれるところになると思いますが、そういうところはダーツ台がずらっと並んでいて、ひたすらダーツをする。ドリンクもあるけど基本はダーツですよね。esCafeはダーツ目的じゃない方がたくさんいて、その中でダーツをやっている方がいる。そういった意味では異端ですね」(桜井さん)
  • esCafeにとってダーツはそのものが目的というよりも、スタッフとお客様、あるいはお客様どうしのコミュニケーションのツールという位置づけなのだと言えます。「店のスタッフと話しながら、何となく始めてみるという方が多いんですよ。何人かが楽しそうにやっていると気になる方も多いようで、この前も外国人の女性のお客様が初めてのダーツを経験していかれました。いきなりダーツバーは入りづらいという方が、ダーツを始めるきっかけになる入り口のような存在になれると嬉しいですね」確かにesCafeならダーツがあさっての方向に飛んでいって大失敗しても、ぜんぜん問題ない雰囲気。お店で気になった方は気軽にスタッフに参加してみてはいかがでしょうか。

es/cafe(エスカフェ)

  • 東京都世田谷区北沢2-27-1
  • ヒルウエストクオドランド1F
  • 03-5452-0508
  • 営業時間
  • 平日・日・祝 12:00~24:00
  • 土・~28:00
  • 最終入店は26:00、定休日なし

http://www.escafe.jp/